アウトプットの練習も大切
「記憶術を身につけたい」という人には、何かを大量に記憶しなければならない理由があるのでしょう。
記憶したものを、きちんとアウトプットする練習も、必要です。
たとえば「資格試験を受けたい」という人と、「結婚式のスピーチ内容を憶えたい」という人では、アウトプットの方法が異なり、それぞれに適した練習が必要です。
また、資格試験には、マークシート方式で解答するもの、記述式、論述式、コンピュータに向かって解答する方法など、様々なものがあります。
これらに対する、「慣れ」も必要です。
多くの場合、「憶えてきた知識・情報を披露する場」には、緊張を伴います。
緊張すると「頭が真っ白になる」と表現する人もいるように、「何を、どう表現すればいいのか、わからなくなる」という人がいます。
ただこのとき、「頭の中にあるはずの記憶が、消滅した」というわけではなく、「記憶へのアクセスができなくなった」だけですので、まず落ち着くことが大事です。
事前に練習を重ねておくと、たとえば「人前で歌を歌うことになり、本番前に歌い出しの歌詞が思い出せなくなった。でも、曲がかかると自然に、歌詞が口をついて出た」ということも、起こりえます。
ですので、事前に「アウトプット法」についての練習を繰り返しておきましょう。
「普段の練習問題はよく解けるのに、試験本番で実力を発揮できない」という受験生の方もいます。
これは、「試験後のこと(落ちたらどうしよう、など)を考えすぎて、緊張しすぎている」ということも考えられます。
まずは、「今することは、試験に解答すること」という意識に変えることができれば、頭がすっきりします。