メイン

001記憶術とは アーカイブ

2010年12月14日

そもそも記憶術とは

記憶術とは、「たくさんの情報を、スピーディに記憶するための技術のこと」です。
現代は、受験勉強や資格試験の勉強のため、変わったところでは「色んなものを一気に記憶ができる」という特技のようなものとして、記憶術は身近になりつつあります。

ただ、記憶術の歴史を遡ると、古代ギリシアのシモニデス(抒情詩人)が開発した方法が、その起源と言われているほど、由緒のある「学問」ともいえます。
記憶術を英語で表すと「mnemonic」となりますが、これは古典ギリシア語で「記憶」という意味の言葉から派生したものです。
古代ローマの元老院など、弁論を行う場合に、メモを使うことが許されなかったために、たくさんの物事を早く、正確に記憶するための方法が発展していったのです。

その後、中世ヨーロッパに受け継がれた記憶術は、修道士や神学者などが、聖書をはじめとする様々な書物を記憶するために、用いられるようになります。
現代の日本のように、「紙」がふんだんにある時代ではなかったため、記憶力を伸ばすことによって、様々な知識を身につけていく必要があったのです。

記憶術は、2つの種類の分けられるといわれています。
「人間の能力を向上させることによって、記憶力を高める」という方法と、「記憶のコツをつかむことによって、たくさんの情報を整理して記憶する方法」です。
現代人にとって、「この2つのうちどちらが『合う』か?」というのは、人それぞれに異なります。
合う方法を見つけることが、記憶術を習得するための第一歩です。

記憶術の位置づけ

記憶術に興味のある人は、資格試験がある、スピーチ・弁論などを行う必要がある、など「たくさんの物事を憶えなければならない」様々な事情があることでしょう。
また、物忘れが激しくなっていることや、取引先の方の顔と名前を早く憶えたい、という人もいることでしょう。
どちらの場合にも、「記憶術を身につけることはゴールではない」という認識が必要です。
「記憶術を身につけて、何をしたいのか?」を、しっかりと考えておきましょう。

記憶術を習得するためには、ある程度の時間がかかります。
速読術、速聴術など、様々な方法が開発されていますが、これらの効果が出るのにも、一定の時間はかかるものです。
また、語呂合わせや、イメージと単語を関連させて憶えるといった方法でも、記憶術としての「コツ」を憶えるのに、時間がかかります。
そのため「1週間後に資格試験がある」「3日後にスピーチを行う必要がある」という場面では、その時点から慌てて記憶術を習得しても、本番での効果があまり得られません。
むしろ、時間のあるときに、記憶術を身につけておき、本番前には勉強・スピーチの練習などに専念するのが良いでしょう。

また「人の顔と名前を、早く憶えられるようになりたい」という人は、今すぐにでも記憶術を始めるようにしましょう。
このような「期限のないこと」には、自ら積極的に取り組まない限りは、いつまでも先延ばしになってしまいます。
「年だから仕方ない・・・」と諦めずに、前向きに取り組む姿勢がとても大切です。

記憶術習得のメリット

記憶術を身につけると、「暗記にかける時間が少なくなる」というイメージが広まっています。
それはとても大きなメリットですし、「早く憶えられる」という自信がつくことで、試験勉強なども楽しくなっていき、前向きに取り組むことができるようになります。

また、多くの記憶術は「憶えたことを忘れにくくなる」という傾向があるようです。
たくさんのことを憶えても、すぐに忘れてしまうようであれば、何度も復習することが必要で、効率的ではありません。
しかし「一度憶えたことを忘れにくい」となれば、何度も復習する必要がなくなり、効率的に試験勉強を進めることができます。

人間の能力というのは、「自分なんかダメだ・・・」と思っている人ほど低くなり、「自分にもできる」と前向きに考えている人ほど、高い能力を発揮することができる、という面があります。
記憶術を身につけることで「憶えることができる!!」という実感を得られれば、得られるほど、学習成績も良くなっていくでしょう。

記憶術そのものを身につけるにあたっても、「自分にも習得できる」という前向きな気持ちが必要です。
実は、ほとんどの記憶術は「効果が出るまで時間がかかる」ものです。
「今日、記憶術を教えてもらったからといって、明日から記憶力がよくなる」というものではないので、「時間はかかっても、必ず効果が出る」と信じる気持ちが、大切になります。

学校の勉強を「させられている」ときには、あまり前向きになれませんでしたが、大人になって資格試験の勉強をするときには、不思議と前向きになれた、ということがありませんでしたか?
これは、勉強したいという「自分の意志」がはっきりしているからです。
記憶術を身につけるにも、このような明確な意志が必要です。

短期記憶と長期記憶

人間の記憶には、大きく分けて「短期記憶と長期記憶」というものがある、と知られつつあります。
コンピュータにも、そのような仕組みがあります。
「メモリ」が短期記憶を担う役割を果たし、ハードディスクなどは、長期記憶を蓄える役割を果たしています。

人間の脳に何らかの情報が入ってくると、まず「短期記憶」として、蓄えられるといわれています。
これは、「とりあえず取引先に電話をかけるために憶えた電話番号」「紹介されたばかりの人の名前」などです。
上記のコンピュータの例と同じく、短期記憶を蓄える部分は、一時的にしか内容を保持できず、容量が小さいです。
短期記憶は、そのままにしておくと、忘れ去られることになってしまいます。

一方、長期記憶は、いったん蓄えられると、なかなか忘れられることがありません。
たとえば「高校生だったときの記憶」を、40才くらいになっても、手に取るように、目に浮かぶように思い出せるのは、それが「長期記憶」として蓄えられているからです。

実は、試験勉強で大切なのは「取り入れた知識を短期記憶から長期記憶へと移行させること」です。
様々な記憶術が考えられていますが、その多くが「一度憶えた知識を、忘れにくくなる」と謳っています。
これは、「長期記憶へ移行させるために、忘れにくくなる」という意味なのです。
長期記憶へ移行させるための方法として、様々なものが考えられていますが、最も簡単なのは「初めのうちは繰り返し記憶をすること」「睡眠をとるタイミングを工夫すること」などです。

長期記憶として憶えるためには?

人間の脳に入ってきた情報は、いったんは「短期記憶」として、短期記憶用の貯蔵庫に蓄えられます。
これを、長期記憶に移行するために、様々な方法が考えられているのです。

長期記憶として憶えるためには、「物事を理解して憶える」ことが大事、と言われています。
心から納得し、理解して憶えたことは、なかなか忘れないものです。
しかし、語呂合わせ、丸暗記などで「試験前の一夜漬け」などで憶えたことは、結果的には忘れてしまうことも多いものです。
これは試験勉強や、人の顔と名前を憶えることにもいえますし、芝居の台詞・動作やダンスの振り付けなども「前後の流れに納得して憶えたものは、忘れにくい」という面があります。

また「記憶した後の行動」も大事だといわれ、特に「記憶をした後に睡眠をとった人のほうが、起きていた人に比べて、物事をよく憶えている」と言われています。
寝る前の10分~15分程度、暗記に挑戦したのちに、睡眠をとると良いといわれています。
目が覚めたときに、暗記の内容を確認することも、また効果的です。

学生時代に、試験前の一夜漬けで、ある程度の点数を取ることができていた人は、大人になってからはその考えを改めるほうが良いでしょう。
なぜなら、「大人が資格試験の勉強をする」という場合には、試験勉強を通して得た知識を、その後の業務に活かす必要がありますので「試験勉強が終わったら忘れてもいい」とはいえません。
一夜漬けによって得た知識は、短期記憶にとどまり、やがて忘れ去ってしまいますので、長期記憶として蓄える方法を、知る必要があるのです。

記憶術と努力の大切さ

「記憶術を身につけたい」という人は、まず「自分自身の努力によっては、結果が出る・でないが決まる」ということを認識しておいてください。
記憶術を身につけて、試験勉強に役立てたい、人の顔と名前を早く憶えられるようになりたい、という場合には「記憶術が全て解決してくれる」のではなく、「努力の方法を教えてくれるのが記憶術」という認識が大事になります。

学生時代に、「英単語を単語帳に書いて、電車に乗りながら暗記しようとした」「語呂合わせで憶える方法を試した」という人は多いでしょう。
様々な記憶術は、「そのような努力を、より効率よくする方法」を教えてくれます。
ただ、もともとの「英単語に数多く触れる」「知識や経験を得る」という努力を、まずしなければ、何を記憶すれば良いのかもわかりませんし、どこへ向かって記憶術を活用すればいいのかも、わからなくなります。

記憶術で、「たくさんの記憶を取り入れることができ、記憶が定着するようになる」のは事実です。
ただ、特に社会人になったり、家庭を持ったりすると「時間がいくらあっても足りない」と感じる人も多くなります。
早朝や深夜など、少しでも勉強できる時間を作り「得るべき知識は何か?」を明確にしましょう。
その努力を行わないと、記憶術をいくら身につけても、重要でない知識ばかりを身につけてしまう、など時間の無駄が生じてしまいます。
記憶術を学ぶのはゴールではなく、目的のために「記憶術を使いこなせるようになること」が、大切なのです。

記憶術で押さえるべきポイント

記憶術は、「たくさんの物事を、いかにして憶えるか?」「記憶を定着させ、忘れにくくするためにはどうするか?」「思い出す必要があるとき、すばやく記憶を引き出すにはどうするか?」の3つのポイントがあります。
様々な記憶術が考案されていますが、どの方法にも「この3つのポイントを、どう考えているか?」という部分に、特徴やユニークさがあります。
自分に合った記憶術を選びたいなら、この3つのポイントから記憶術の内容をチェックし、自分に合う方法を探していくと良いでしょう。

「たくさんの物事を、いかにして憶えるか?」については、「要約する」ということを行うケースが多いです。
紙に書くと100枚ある内容を憶える必要があるなら、何らかの方法で紙10枚分に要約することができれば、効率よく憶えることができるのです。

次に「記憶を定着させ、忘れにくくするためにはどうするか?」ということは、短期記憶から長期記憶への移行をどのようにするか?ということです。
語呂合わせや、歌に合わせて憶えるなどの方法を繰り返していると、忘れにくくなることがあります。
また、「丸暗記したものより、理解を伴って憶えたもののほうが、忘れにくい」とも言われています。

最後に「思い出す必要があるとき、すばやく記憶を引き出すにはどうするか?」ということですが、語呂合わせなどで憶えた方法を、元の情報に変換してアウトプットすることになります。
これは、訓練するしかないでしょう。
努力を続けているうちに、効率よく記憶する方法が身についていくのです。

自分に合う記憶術を選ぶ

書店へ行けば、様々な「記憶術」「勉強法」などの本が販売されています。
雑誌の後ろのほうには、「CDを聞くだけで、様々な効果が上がる」という商品が広告されています。
インターネット上で販売される情報商材なども、多数あります。
忙しい現代人のもとへは、様々なニュースが怒涛のように届けられますので、「要らない情報だと思って忘れたものが、後に思い出す必要ができると慌てる」ということが、多数あります。

記憶術への関心が高まっているのは、情報過多の社会の中で、なんとか生き残って行きたい、という思いの表れでしょう。
その前向きな気持ちを活かすには、「自分に合った記憶術」を選ぶことが大事です。
最近「画像・映像と記憶したい事柄を結びつける」といった方法や、「本や楽譜などを記憶したいときには、写真などを見たときのように、1枚の画像として本や楽譜を記憶する」という方法も紹介されるようになっています。
ただ、こういった方法には「合う、合わない」というものがあります。
画像が好きな人、文章が好きな人、好みの違いはあるからです。

「これは試してみたい」と思う記憶術に出会った場合でも、初めは紹介されている方法を模倣することが大事ですが、いつか「自分なりの方法にアレンジする」という工夫もしていきましょう。
たとえば、「朝に勉強するほうが効率がいい」と主張する本を買っても、主婦の方などは、朝は大変忙しいために、勉強時間が取れないかもしれません。
それならば、代わりの案(仕事へ行く途中でカフェによって、学習するなど)を考え、工夫していくと良いでしょう。

年とともに記憶力が衰えるのは?

「物覚えが悪くなった」「物忘れがひどくなった」「もう年だからね・・・」というお話を聞くことがあります。
これらは、「記憶力の衰え」と表現されることが多いのですが、詳しく見ると2つのケースに分類することができます。

一つは、「若いときには試験勉強がはかどり、憶えることがたくさんあっても、どんどん憶えられた」にもかかわらず、「今は新しいことが、なかなか憶えられない」というものです。
もう一つは、「今、何かをしようとしたのに、忘れてしまった」というものです。
「何かしようと思って、台所に来たのだけれど、何をしようとしたか、忘れた」というようなものです。

「物忘れがひどい」といっても、諦めることはありません。
たとえば、睡眠を良くとり、食事のバランスを整えること、時には運動をすることなど、生活習慣を改めることで、今以上に物忘れが進んでしまうのを、防ぐこともできます。
また、「どうせ憶えられないから、新しいことには挑戦しない」という考えも、記憶力を衰えさせます。
新しいものに興味を持ち、憶えようとすることが大事です。
高齢になってから、資格試験に挑戦し、合格される方もいるくらいですから「年齢のせい」だけで、記憶力が低下するとは限らないといえます。

ただ、生活に支障をきたすほどの「物忘れ」が起こるようになれば、注意が必要です。
「認知症」は誰でもかかる可能性がありますし、それ以外にもホルモンの状態がアンバランスになることで、物忘れがひどくなることがあり、身体的な治療が必要なケースもあります。

「書いて憶える」のは良い方法か?

英単語・例文、漢字などを憶えるとき、「何度も書く」という方法を行ってきた人も多いでしょう。
この方法には、記憶術として一理あります。
私たちは、音楽を憶えるときに「聞いただけ」のものよりも、一緒に歌ったり、演奏したりしたもののほうが、よく憶えているということがあります。
「聞く」だけではなく、声を発したり、楽器を触ったりするといった、様々な「感覚」を動員することで、記憶力が高まるということはあるのです。
そのため、読んだだけ・見ただけではなく、「書いて憶える」ということのほうが、記憶に残りやすいということは、あるかもしれません。

ただ「書く」という行為には、時間や労力がかかりますし、場所も必要ですので「記憶術として効率が良いか」というと、必ずしもそうとは言い切れません。
また「書かなければ、憶えられない」と思っている人がいるなら、それは間違いで、書く以外の方法を考えれば良いのです。
たとえば、長い文章を憶えなければいけないなら、レコーダーなどに録音をして、毎日聞くといった方法も、考えられます。

書いて憶える記憶術の効率を上げるには、折に触れて「確認テスト」を行うという方法があります。
「見て、そのまま写す」という方法だけを行うよりは、時に「何も見ずに筆記してみて、正しくかけているかどうかを確認する」ということで、記憶術としての効率が上がるのです。

記憶するべき量が膨大になると、「全部を書く」という記憶術は使えなくなります。
憶える内容に合わせて、より適した記憶術を活用するほうが良いでしょう。

失敗することを活かす方法

人間は、「失敗したことは、長く憶えている」「嫌でも思い出してしまう」という傾向があります。
このことを活かした記憶術として、「あえて失敗をする」という方法があります。

たとえば、「まだ何の知識もないときに、いきなり試験問題を解いてみる」というのも、一つの方法です。
まぐれ当たりもあるかもしれませんが、この時点では間違える問題のほうが多いでしょう。
すぐに答え合わせをし、解説を読んで「何を間違えたのか?」をチェックすることで「へぇ、なるほど、こうすれば正解が出せるのか!!」とわかります。
この記憶は、長く残る傾向があるのです。

この方法は、「ある程度、知識のある分野の試験を受けたい」という場合に有効でしょう。
知識のある人は、テキストを頭から順番に読んでいくと、だらけますので、問題集をいきなり解いてみて、間違えた部分を解説や、テキストを利用して確認する、という方法を行うとよいですね。
試験に出やすい分野を、効率よく学習することもできます。

ただ、「単語の意味がわからず、何を問われている問題なのか理解できない」というレベルの知識しかないときに、この方法を行うのは、リスクが高いでしょう。
「間違えるのが当たり前」という、一種の負けグセがついてしまい、自分に自信が持てないまま試験に臨むのは、決していいことではありません。
テキストを一読して「完璧ではないが、なんとなく知識がついてきた」というころに、この方法を試してみると良いでしょう。

ラインマーカーの使い方

記憶術は、「効率よく憶える」方法でもあります。
たとえば、100枚分の紙に書かれた内容を、何とかして紙10枚分に要約して憶えれば、効率よく記憶ができることになります。

資格試験の勉強をしている人は、ラインマーカーを使って、大事な部分を目立たせるように、工夫を凝らしていることでしょう。
ラインマーカーを使った記憶術のポイントとして、「長い文章をマークしすぎない」「多くの色を使いすぎない」の2つが挙げられます。

多くの人が、「ラインマーカーの使いすぎ」に陥っています。
たとえば、5行の文章のうち、3行ほどもラインマーカーを引き続けるのは、単に参考書を派手に塗り替えているだけで、どの部分が大事かというのが、よくわかりません。
ラインマーカーは、単語に少しだけ色をつける、という感覚でも充分です。
また、日本語の特性上、語尾がとても大事で、「あります・ありません」では意味が違ってしまいますので、語尾にもラインマーカーを活かすと良いでしょう。

また、ラインマーカーの種類は、できれば2色程度に抑えるほうが良いでしょう。
最近の参考書・問題集などは、もともと派手に、イラストなども使って楽しく描かれていることが、多いものです。
その上に、4色も5色もの色分けをしてしまうと「何が大事なのか?」「この色が表す意味は何なのか?」がわからなくなってしまいます。

以上のポイントに注意すれば、ラインマーカーを使用して試験勉強を進めることは、とても効率が良い方法といえるでしょう。

不安や焦りは記憶術の大敵

記憶を妨げるものとして、「不安や焦り」があります。
人間は「自分にもできる」「挑戦したい!!」と前向きになっているときには、能力を発揮しやすいことが多く、「私はダメな人間だ・・・」と思っているときほど、能力が発揮しづらくなるといわれています。
せっかく身につけた記憶術を活かしていくには、「リラックスした状態で」「自分にはできると思うこと」が大切です。

「記憶術を身につけたい」と考える人は、向上心が強くて、真面目で勤勉な方が多いのです。
それらは、社会で活躍していく上で、すばらしい特質なのですが、一歩間違えると「失敗や恥をかくことを恐れる」「一つでも躓くと、全てが嫌になる」という極端な考えに、陥ってしまうこともあります。
それでは、記憶術を身につけても、それが充分役立つとは、いえなくなってしまいます。

また「不安や焦りが強いから、記憶術を学んで安心したい」という場合も、要注意です。
試験の直前や、スピーチ・演説の直前になってから、記憶術を身につけようとしても、残念ながら間に合わず、却って混乱を招く場合があります。
そのような焦り・不安を持たなくても良いような、時間に余裕があるときに、記憶術を学んでおくのが良いでしょう。

不安や焦りというのは、ゼロにすることはできません。
不安や焦りがあるから、人間は向上心を持って頑張れる、という面がありますので、これらの感情は「忌み嫌う」のではなく、うまく付き合っていくことが必要ですね。

アウトプットの練習も大切

「記憶術を身につけたい」という人には、何かを大量に記憶しなければならない理由があるのでしょう。
記憶したものを、きちんとアウトプットする練習も、必要です。
たとえば「資格試験を受けたい」という人と、「結婚式のスピーチ内容を憶えたい」という人では、アウトプットの方法が異なり、それぞれに適した練習が必要です。
また、資格試験には、マークシート方式で解答するもの、記述式、論述式、コンピュータに向かって解答する方法など、様々なものがあります。
これらに対する、「慣れ」も必要です。

多くの場合、「憶えてきた知識・情報を披露する場」には、緊張を伴います。
緊張すると「頭が真っ白になる」と表現する人もいるように、「何を、どう表現すればいいのか、わからなくなる」という人がいます。
ただこのとき、「頭の中にあるはずの記憶が、消滅した」というわけではなく、「記憶へのアクセスができなくなった」だけですので、まず落ち着くことが大事です。

事前に練習を重ねておくと、たとえば「人前で歌を歌うことになり、本番前に歌い出しの歌詞が思い出せなくなった。でも、曲がかかると自然に、歌詞が口をついて出た」ということも、起こりえます。
ですので、事前に「アウトプット法」についての練習を繰り返しておきましょう。

「普段の練習問題はよく解けるのに、試験本番で実力を発揮できない」という受験生の方もいます。
これは、「試験後のこと(落ちたらどうしよう、など)を考えすぎて、緊張しすぎている」ということも考えられます。
まずは、「今することは、試験に解答すること」という意識に変えることができれば、頭がすっきりします。

About 001記憶術とは

ブログ「ザ・記憶術!資格・受験合格を乗り切る記憶の方法」のカテゴリ「001記憶術とは」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のカテゴリは002さまざまな記憶術です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35